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「ホストになるなら上を目指したい」「たくさん役職があるけどどんな役割がある?」と疑問に思っていませんか?
ホストの役職は、ホスト業界独自のものや役割を持っていることがあります。
しかし、2025年6月28日(土)より施行された、改正風営法により役職制度はすべてのホストクラブで廃止となりました。
今回は、これまでホストクラブで利用されていたホストの役職がそれぞれどんな役割を持っていたのかに合わせて、風営法改正の詳しい情報について解説していきます。
そもそも「風俗営業法改正案とは?」という方に向けて、今回施行された法案の概要を説明します。
引用:自民党
女性の恋愛感情を利用して、飲食を要求することも取り締まりの対象になります。
「シャンパンをいれてくれなかったら別れる」とか「シャンパン入れてくれないと降格しちゃう」という発言も規制の対象になるので要注意!!
ナンバー表記や役職、ランキングなどにより生まれるホスト同士の競争力から、お客様の金銭を消費させることを防ぐためです。
「担当ホストを1位にしてあげたいからお金を使う」という行動そのものを抑制する法案だね。
「色恋を利用した金銭の強要」は絶対にやめましょう!
行き過ぎた色恋営業によって、法律を破ることで罰を受けるのはあなたです。
そのため、これまで通りの接客スタイルとは同じではなく、新しい接客スタイルを作っていく必要があるでしょう。
ホストには、プレイヤーの管理や店舗運営を行う役職付きのホストがいます。
ホストクラブにはたくさんの役職があるよ!
ホストクラブによって呼び方が違ったり、種類や人数が決まったりと様々なので、次項から詳しく説明していきます。
ここでは、多くのホストクラブで利用されていたホストの役職について説明していきます。
ホストの役職は、主に以下の8つだよ!
ホストの役職1つ目である「オーナー」とは、ホストクラブ運営の最高責任者を指します。
オーナーともなると、ホストクラブにはめったに顔を出さない人も少なくありません。
年に数回しか顔出さないって人もいるし、毎日顔出す人もいるし、いろいろだね!
運営における最終決定権を持っているため、もっとも偉い人と認識しておくと良いでしょう。
「社長」は、ホストクラブの経営責任者です。
一般企業に例えると、オーナーは「会長」、社長は「代表取締役」と認識すると良いでしょう。
基本的には社長がホストクラブの決定権を持っていて、大きな決断をする場合はオーナーにお伺いを立てるということが一般的です。
「代表」「支配人」はホストクラブの顔となる人を指す役職です。
店舗の中でもっとも有名なホストやもっとも売上があるホストが選ばれます。
代表や支配人は、現役ホストとして現場に立つことも少なくないよ。
また、代表や支配人は、代表取締役や社長と同義とされる場合も多いですが、別々で存在することもあります。
「店長」は、ホストクラブの店内を取り仕切る役職です。
店舗運営の仕事もあるものの、現場寄りの役職と言えるよ。
各ホストの教育責任者であることも多く、各ホストから慕われている傾向にあります。
「主任」は、一般企業で言う中間管理職のポジションに当たります。
下のホストのお手本になることが求められ、かつ新人ホストの教育も担当します。
主任の場合は売上も求められるため、非常に忙しい役職と言えるでしょう。
「副主任」は、主任を支える立場を指す役職です。
主任の指示のもと、各ホストに教育を施したりアドバイスをしたりと、主任が求める雑務をこなすことになります。
もちろん副主任も売上実績を求められるため、大変な仕事と言えるでしょう。
「幹部補佐」は、副主任以上の役職の人から指示された内容を下のホストを巻き込んで遂行する役割を担います。
今後幹部になることを期待されている役職であるものの、明確な売上基準が設けられていることもあり、維持できない場合は降格になる可能性もあります。
「リーダー」は、役職を持たないホストよりも売上をあげているホストに与えられる役職です。
役職を持たないホストを教育することもありますが、基本的には業務を忠実にこなせることが大切になります。
店舗では複数名のリーダーがいることが多くて、それぞれライバルとして役職付きを目指すんだ!
また「副リーダー」は、リーダーほどではないものの、他のホストよりも売上をあげているホストに与えられます。
副リーダーもより売上の向上を目指すことが重要で、明確な役割は持っていないことがほとんどです。
続いては風俗営業法改正案前に利用されていた、少し変わったホストの役職についてご説明します。
「エグゼクティブプレイヤー」とは、とくに高い売上をあげた場合に得られる役職です。
明確な売り上げの基準はホストクラブによって異なりますが、非常に高額であることは間違いありません。
エグゼクティブプレイヤーは、その売り上げの高さから特権を与えられていて、ほとんどが完全自由出勤なんだ。
そのため昼の仕事をしながらたまにホストクラブに出勤する、という人もおり、端から見ると半分現役、半分引退のように感じられます。
「社外取締役」は、ホストクラブを成長させるためにホストクラブ外から迎え入れられた存在です。
ホストクラブの業務に従事することはなく、オーナーや社長から相談され、アドバイスを与えるといったことを行います。
「アドバイザー」は、ホストクラブに関するさまざまなことにアドバイスする役職を指します。
たとえば、どのように店舗PRを行うかを考え、アドバイスする「マーケティングアドバイザー」や運営歴が長いことで店舗経営のプロとなった人を「運営アドバイザー」とする場合もあります。
アドバイザーは、ホストクラブに応じて与えられる仕事が異なるため、一概に業務内容が決まっているとは言えません。
風俗営業法改正案により、役職制度が撤廃されたことでよくある質問をまとめました。
次項より簡単に説明していきます。
風営法改正案を破ることで、営業停止処分や6か月以下の懲役・100万円以下の罰金などが科せられます。
個人の責任ではなく、店舗全体に影響があることを理解しておきましょう。
役職制度のほかに禁止されたことは次の通り。
売上や役職などの目に見えて分かる表現はすべて使用が禁止となりました。
ホストクラブには数多くの役職が存在しましたが、現在(2025年7月1日)ではすべてのホストクラブで役職制度の廃止が徹底されています。
これからは、役職やランキング制度、色恋営業など頼らず、オリジナルの接客スタイルを切り開いていて対応していくことが求められるでしょう。