ホストクラブの売掛とは？｜払えない場合に回収業者がくるってホント？

「ホストクラブでパーッと遊びたい！」と思っても、トラブルに巻き込まれるのは怖いですよね💦

ホストクラブには「売掛」というツケ払いの制度があります。

もちろん、ツケなので返済する必要がありますよ！

もし返済ができない場合、警察や弁護士も関わるようなトラブルを引き起こす可能性があるため注意が必要です💡

そこでこの記事では、トラブルを事前に回避して健全に遊ぶためにも、売掛の仕組みについて詳しく解説します！

ホストクラブの売掛の意味を知りたい方は、ぜひチェックしてくださいね✨

ホストの売掛金とは？

「売掛」とは、ホストクラブで使ったお金をその場で支払わずに、ツケ払いにすること。

つまり、借金と同じことです。

売掛をした場合、基本的に月末までに返済するように決められているお店がほとんどですよ。

ホストの売掛金の仕組みは？

ホストクラブには、使った料金を後日支払うという約束でホストが立て替えてくれる「売掛」があります。

ホストに立て替えてもらったお金は、月末までに返済するのが基本的なシステム。

ちなみに、ホストではなくお店が立て替えてくれる場合もありますよ！

ただ、以前はお店が立て替える場合が多かったのですが、最近はあまり見られません…。

なぜなら、売掛金を支払わないお客様が多く、お店の損失を避けるためにも、最近は担当ホストが立て替えるパターンがほとんどだからです。

担当ホストとお客様という、個人間でのお金の貸し借りのため、売掛のルールや判断をするのはホストに任せています。

お客様から売掛金を回収できなかった場合には、ホストの給料から天引きされるため、売掛は絶対にしないというホストも少なくありません。

つまり、自分のお客様の管理をすることもホストとして大切な仕事の一つ、ということです✨

売掛金が払えない場合はどうなる？

売掛金が月末までに返済できなかった場合は、関係者や担当ホストが自宅に押し掛けて来ることがあります。

なお、売掛をする際、まれに借用書に住所などを記載したり、免許証や保険証のコピーを取られる場合も。

そのため、携帯電話番号から勤務先など、個人情報がばれてしまいます💦

もちろんホストもお客さんを信用しているため、最近はそのような行為は見られないですよ！

回収業者が実家に回収に来る？！

回収業者が回収に来ることは違法行為となるため、基本的にはありません。

回収業者に依頼をすれば依頼料が必要になり、もし回収できないことを想定するとリスクが高いという点も理由の一つです。

ただし、ホスト自身が回収のため脅してくるというケースもあります。

トラブルに巻き込まれないための一番の対策は、ツケ（売掛）を作るまで遊ばないこと！

ホストの中には、お金を使わせてくる人もいるかもしれません。

ホストをしっかりと見極めて、無理をさせようとするホストとは一切関わらないようにしましょう◎

もし脅してくる場合には、警察に相談して助けてもらうのも有効な手段です！

売掛金が未収だと担当ホストもピンチ

お客様から売掛金が回収できないと、ホストはお店に対して売掛金の返済ができず、最終的に飛んでしまうことも。

飛ぶとは、お客様・ホストと連絡が取れなくなることです。あるいは、ホスト自身がホストを辞めることも意味します💦

売掛金が返済できなければ給料から天引きされるため、借金を作るホストも…。

また、お店から多く巻き上げられる有利子の借金がどんどん増えてしまう可能性もあります。

売掛金の返済ができない場合、ピンチになるのは自分だけではありません。
好きなホストにも、多大な迷惑がかかります…。

ホストの売掛金はほんとに払うべき？

売掛金は借金ですから、当然返済しなければいけません。

ただ、中には返済する必要がないというケースもあります。

払わなくていい場合も！

以下の3つの証拠がない場合は、請求が認められない可能性も。

また、頼みたくない物や脅迫まがいなことなど、勝手に売掛にされた場合も、法律によって守られるため支払う必要はありません。

借用書があるとしても、悪質な場合は金額が偽られているという可能性もあります。

ただ、必ずしも返済しなくていい、というわけではないため、書面の内容が怪しい場合には弁護士などに相談することをおすすめします！

ホストの売掛金には時効がある！

ホストなどの飲み屋の売掛金には「消滅時効」という決まりがあります。

消滅時効とは、一定期間執行されなかった場合消滅する権利のことです。

1年以上を経過したものについては、支払いの義務がありません。

ただ、消滅時効にはルールがあります！

担当ホストとお客様という個人間の貸し借りの「消滅時効」は、民法で10年間と決まっています。

さらに、催促されたらその時点からまた10年間と、一から数え始めることになりますよ。

現在、売掛をしている人はトラブルにならないよう、早めに返しましょう！

トラブルの際は警察と弁護士を頼ろう！

次の4つは恐喝や強要罪になるため、すぐに警察に相談しましょう。

ただ、警察に相談したからといって、返済の義務がなくなるわけではないので注意！

自分が遊ぶために使ったお金ですから、しっかりと返済を行うのは当然です。

次のような不安がある場合は、まずは信頼できる弁護士に相談をしましょう！✨

まとめ

ホストクラブの「売掛」とは、お店で使った代金を支払えなかった場合に、ホストが立て替えてくれるシステムのこと。

いわゆる、借金をするのと同じことです。

もし売掛金が支払えない場合、ホストの給料から天引きされるため、借金を作るなど大好きなホストにも迷惑がかかります…。

トラブルに巻き込まれないためには、絶対に売掛を作るまで遊ばないこと！

そして、ホストをしっかりと見極めて、無理にお金を使わせようとしてくるホストとは関わらないことです。

もし、脅してくる場合や頼みたくないものを無理やり頼まれるなどの行為があった場合には、すぐに警察に相談してくださいね！

ホストクラブを健全に楽しむために、売掛の仕組みについてしっかりと理解しておきましょう✨